今回は、少し専門的なAGA治療法を学んでいきましょう。
脱毛は、5αリダクターゼがテストステロンに働きかけることで生成されるジヒドロテストステロンが原因で起こります。
5αリダクターゼの抑制はAGA(男性型脱毛症)治療の基本です。
AGAは進行性なので、放置しておけばそのまま進行してしまうという特徴があります。
その5αリダクターゼの分泌量は個人差があり、多くは遺伝の影響が強いと言われています。
しかし、遺伝だけがすべてのAGAに繋がるわけではなく、生活習慣も大きく関わっています。第二次大戦後に、急激に男性型脱毛症が増えたことも一例としても挙げられるほどです。
インスリン様成長因子(IGF-1)の上昇も脱毛に関係していることもわかっています。詳しくはこちら⇒(AGAの特徴!?薄毛とメタボの関係性)
いずれにしても、5αリダクターゼを抑制することがAGA(男性型脱毛症)の進行を止める手段となりますので、ここでは5αリダクターゼの抑制に効果のある方法を説明していきます。
主に、5αリダクターゼの分泌を抑制するのに効果的なものとして、抗男性ホルモン薬が有効です。
- フィナステリド
- デュタステリド
- ケトコナゾール
- ノコギリヤシ
フィナステリドとデュタステリドについては、こちらでも紹介していますのでご覧ください。
ケトコナゾールにも5αリダクターゼを阻害する働きがありますので、脱毛の進行を抑えることが可能です。しかし、一般的には合成抗真菌薬であり、免疫不全などの真菌感染の治療に用いられるくすりです。
ノコギリヤシはジヒドロテストステロンを阻害する作用がある薬草からなる5αリダクターゼの阻害薬です。フィナステリドやデュタステリドよりも副作用の影響を受けにくいとされていますが、男性型脱毛症に対しての効果も比較的薄いとされています。一般的にはAGA治療の補助的に使われています。⇒(AGAに効果的なサプリメント)
また、まだ研究段階ではありますが、カフェインが毛髪成長を刺激するという報告があり、シャンプーなどにカフェインを含ませるとAGA治療に効果があるという研究がされています。カフェインをどのくらいの濃度で使用するかなどはまだ不明です。
他にも、銅ペプチド、スピンラベルといったものも脱毛症に効果があると研究が続けられています。
このように様々な脱毛に関する研究が進められていますが、今の段階でAGA(男性型脱毛症)に明確な効果があると認可されているのは、ミノキシジルとフィナステリドの2つだけです。日本でも、万有製薬のプロペシア(フィナステリド)や大正製薬のリアップ(ミノキシジル)などが販売されています。
より効果的にAGA治療を行っていくためにも、5αリダクターゼの抑制をするフィナステリドを育毛に取り入れることは必然とも言えます。
もしも、育毛に行き詰まり打開策を模索しているのであれば、フィナステリドとミノキシジルを取り入れることをお勧めします。
プロペシアは専門の病院でも処方されていますが、通販で購入することも可能です。
但し、自己責任の範疇になりますので、使用の際は正しい服用方法を守ることが大切です。
- フィナステリドは一日一回1mgを上限とすること
- ミノキシジルタブレットは一日10mgを上限とすること
これ以上の服用量は重篤な副作用を起こす可能性がありますのでご注意ください。
また、ミノキシジルタブレットは5mgを朝晩2回の服用でもOKです。
プロペシアはジェネリック医薬品がお勧めです。その方がコストを抑えることができます。
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他にも症状別に組み合わせ方を詳しく解説した記事がありますのでこちらを参考にしてください。