
今、薄毛業界で真偽が問われている問題があります。
それは、「プロペシアには発がん性があるのか?」
という問題です。今回はこの問題について解説していこうと思います。
プロペシアは国内でも厚生労働省に認可されたAGA(男性型脱毛症)の治療薬です。
日本は、薬事法に基づき、医薬品の安全性を確認した上で厚生労働省の認可がおります。
プロペシアは日本国内で認可された正規品ですので、有効成分や着色料、錠剤を保護するコーティング剤における発がん性はクリアした商品です。
なので、ネット上で騒がれている「プロペシアの発がん性」に関する噂は間違った認識であるということが言えます。
しかし、火のないところに煙は立たないわけで、何かしらプロペシアと発がんに関して、関連性があるわけです。
それは、プロペシアのジェネリック医薬品として販売されている。
フィンペシア(Finpecia)にあったのです。
プロペシアは、アメリカのメルク社が最初に開発した製品で、日本でもMSD社(旧万有製薬)が販売しています。
それに対し、フィンペシアはプロペシアの後発医薬品として、インドのシプラ社が製造、販売しています。
シプラ社は製薬会社として、インドでも2位につけるほど大きな会社で世界的にも有名な信頼できる製薬会社と言えます。
では、なぜそんな有名な製薬会社が販売しているフィンペシアに発がん性の疑いがかけられているのかというと、フィンペシアをコーティングしている「キノリンイエロー」というタール色素に問題があったのです。
キノリンイエローには、発がん性の疑いがあると言われており、日本では食品への添加が認められていないのです。
ただ、アメリカなどのほかの国では、食品への添加が認められておりキノリンイエローの発がん性についてはハッキリしていないのが現状です。
このことが、心配性の日本人に火をつけネット上で騒がれているのです。
そして、どこかで話がネジ曲がり、フィンペシアがプロペシアにすり替わって伝わっていったと考えられます。
フィンペシアをコーティングしているキノリンイエローには確かに発がん性の疑いがありますが、それはタバコを毎日吸っている方が遥かに発がんするリスクは高いと言われています。
そこまで、大げさに捉えるのもどうかと思うような問題です。
しかし、やっぱり発がん性という言葉が出た時点で心配になるのはよくわかります。
そこで、プロペシアのジェネリック医薬品として新たに開発された商品があります。
キノリンイエローが使われていないプロペシアと同成分の商品です。
キノリンイエロー不使用のフィナステリド | ||
フィナバルド1mg | エフペシア1mg | フィナロ1mg |
![]() | ![]() | ![]() |
価格:100錠 2,237円~ | 価格:100錠 2,576円~ | 価格:100錠 2,576円~ |
今、急激にフィナステリドを主成分とするこれらの商品が人気を集めています。
ただ、いずれにせよこれらの商品もまだ、日本で認可されていないので、使用に関しては自己責任の範疇となります。
ただ、コストを抑えて育毛したい方にはおすすめです。結局は認可されてないだけでプロペシアと同成分なわけですから。
医薬品にはどんなものでもリスクがついてきます。その判断は自分で行っていくしかありません。それが風邪薬だろうが、漢方薬だろうが同じことです。
もちろん、病院で処方されたものがすべて安全とも言えません。そのあたりの認識をしっかり持っておくことはとても大切です。