プロペシアなどのフィナステリドは、現在「飲む育毛剤」として、AGA治療専門のクリニックなどでも取り扱われており、薄毛を救う救世主として人気が非常に高いです。
そこで、今回は円形脱毛症にもプロペシアは効果を発揮するのか?ということについて解説していこうと思います。
円形脱毛症とは、本来頭皮を守るために働く毛髪の成長を促す免疫力が、自分の毛髪を壊す方向に働きをかける病気のことで、自己免疫病の一つとして考えられています。
原因としては、精神的なストレスなどが考えられます。
症状としては、一個から数個にわたり円形に脱毛していくことが一般的ですが、面積が徐々に広がり、病的なハゲ方をする場合もあります。
ひどい場合には、頭髪すべての毛髪が抜け落ちることもあります。
円形脱毛症は、アトピー性皮膚炎と密接な関係があることもわかっています。
AGA(男性型脱毛症)が男性ホルモンの異常により引き起こされるのに対し、円形脱毛症は免疫疾患によるものですので、
プロペシアは円形脱毛症には効果がありません。
円形脱毛症の治療はどうすればよいのかと言うと、副腎皮質ステロイド薬と外用薬を中心に行うのが一般的です。
経度の場合は、60%が自然治癒での回復が見込めるものです。
つまり、治療法がそもそも違うので、円形脱毛症にプロペシアを利用するのは間違った治療法となります。
代表的な治療法はこのようなものです。
例1)軽度の円形脱毛症の場合
- 副腎皮質ステロイド外用薬 デルモベートスカルプ
- 育毛外用薬 フロジン液など
例2)中度~重度の円形脱毛症の場合
- 液体窒素療法
- SADBE局所免疫療法
- 副腎皮質ステロイド内服薬 プレドニンなど
基本的には自然治癒でゆっくり治していくのが体に負担が少なく良いのですが、なかなか改善されない場合は、薬での治療を行うのが良いでしょう。
また、円形脱毛症ではなく、AGA(男性型脱毛症)にはプロペシアやミノキシジルを使った治療が一番効果的です。
これらは、個人輸入代行で通販で購入することが出来ますので、薄毛が気になる方は参考にしてください。